英国 王立芸術院  ゴッホ展


2010年1月の冬、ロンドンの地下鉄移動中の事、このゴッホ展のポスターを見つけました。どこかでゴッホがやっている。ぼんやり思いながら、日程をこなし行ってみるか、と行き先を調べて訪ねたのが王立芸術院(Royal Academy of Arts)でした。この王立という響きが何ともね、イギリスらしさですね。
The Artist and his Lettersがテーマでした。寒い中を外にずらりと1時間近くは並びました。本当に寒かった!ゴッホとテオの交わした手紙を中心とした展覧会だったので、なかなか興味深かったです。年配の方々、ツアー客、学生の団体など、大変な賑わいでした。

テオへの手紙には、もうデッサンが書かれていたものもあったのに驚かされました。この時のパンフレットからわかるでしょうか?
手紙は英語ではないし、内容は推測でしかなかったのですが、沢山の書簡からもこの兄弟の絆の強さを感じました。それにつづり文字が美しいいですよね。文字自体がデザインのようでした。
後日、日本にこの展覧会は来るのだろうか、と願いながら私はその場を後にしました。
私がゴッホに魅了されたのは、その絵画と共に、生き様です。映画や本で触れ、その中でも、ゴーギャンやテオとのエピソードが強く印象に残っています。生前は苦労したゴッホが今の人気をどんな思いで見ている事でしょう?