旅に駆り立てるものとは?

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皆さんにとって、旅に駆り立てるものとはなんでしょうか?
旅への憧れを現実にしたり、長期にお休みを取ったり、社会人、家庭人となると本当にきつくなりますよね。だが、なぜ人は旅に出たい、と思うのだろうね。今に飽きたから?刺激が欲しいから?バカンス?皆さんは何だったですか?
私の場合 一人旅が始まった時は、息の詰まった悲しい現実に、もがき苦しんでいた時代でした。一大決心し、旅に出てみた時に闇から明かりに出たかの様に輝かしい光の中に自分は飛び出していきました。そして、目の前に展開される一つひとつに感動しました。
特に英国は、中学生で決意し、思いが深くあったから、自分へも自分が大絶賛でした。その代り入念に準備はいたしました。当時の大変な仕事は必死にこなし、留守にする家族にもしっかりと支度はして留守にしました。内容も何度も代理店さんと相談し、希望通りの旅を送ることができました。
まあ、だがしかし、世の中とはうまい話だけではありません。旅を成功させていく内に、ヤキモチを焼く人、特に同じ女性からの中傷を受けたし、罵倒をする人、海外に出たら何がいつ起こるか分からないのでなぜ危険な目に合いに行くのか、という世の男性達からのマイナス発言と数え切れなかった。風当たりが強いほど、日本は鎖国しているの??と思うほど理解を得ることの方が無駄だと感じました。

さらにいうと、この頃から私の人生への独立戦争は始まったのかもしれません。今は、全く後悔はありませんが、当時は罪人みたいでした。あの時に身内で悪意を持って、あえて私の背中を押し、孤立させほくそ笑んだ人も、好意を持って旅のヒントをくれた職場の人も、今となっては全てが私の一期一会になりました。

今一度振り返ると、当時私を駆り立てたものってなんだったろうか。それは、大きくいえば自己実現独立革命であったのだと思います。その後時間はかかるものの、男尊女卑で嘘にまみれていた当時の環境を見直すきっかけへと繋がっていきました。また、小さくいえば、一人で全てを決め実行し、責任を取る、全て自己負担するという自己決定の過程を経験することだったのだと思います。現実から逃げるのではなく、自分を変えて成長させる。旅をそんな時間にこれからもしてゆきたいです。これまでもそうであったように。