ベニシアさんの言葉

東京は例年より早く梅雨入りした、というから、気持ちよく目覚めた今朝は、通常の家事から衣類の整理に火がついた(笑)
とは言え、YouTubeやお気に入りのポップスをかけたら、また、気持ちがそれてしまいそうだったから、お気に入りのDVDをかけて作業した。
それは、猫のしっぽカエルの手 でお馴染みの京都在住のベニシアさんが、故郷 イギリスとアイルランドを旅する特番の映像である。

イギリス貴族時代の暮らしと疑問。ジャージー島での新しい生活やいじめ、クラスメイトとの再会と、スコーン作り。アイルランドでは、義理の妹や兄弟との再会。お母様のお墓参り。そして、彼女の言葉の数々が胸を打つ。
波乱万丈だったその人生を、淡々と、故郷を旅しながら語る姿に始めて見た時から静かな感動をもらっている。特に、叔母さんに言われ、人生の舵を大きくきった言葉が素敵だ。

貴方がやりたいことは、貴方の心の中に既にある

彼女の言葉の一つ一つに、生きるとは何か。心を穏やかに過ごすには、どう行動すべきか。家族と、友人と、花や植物への大きな愛の中で、学ばれた経験が、
その言葉と描くスケッチの中に表されている。
私は思う。沢山苦労し傷ついた人こそ、人に優しくでき、穏やかな表現ができるのだと。