死から学ぶこと


今日は、旅のチカラという番組で、イギリスの「子供ホスピス」を紹介していた。日本の作家が訪ね、子供達、親や兄弟、スタッフ、支援グループと触れあっていた。
テーマが重いので、ながら見にしていた。尊厳のある死。子供の死への質問にどう答え、向き合うのか。ただただ、事実をそっと見ていた。既にお子さんを亡くされたお母さんの言葉は、悲しい事ながら希望があった。それは、その施設での出会いや、動物と触れ合うお子さんの穏やかな時を過ごした体験など、こうして伝える事が、息子さんが生きた証で、誇りなんだと。
私には未だ小さい子供との別れを体感した事がない。しかし、父が亡くなる時に、主治医が私の中の父への思いを聞いて下さった事を思い出す。家族を受け止める場がある事。それが皆の救いなのではないだろうか?
最近、また自分と向き合う為にも、福祉の番組 ハートネットTVを見るようにしている。先ずは自分に。その先に家族や友人、仕事で関わっている高齢者や障害者の方々へ自分がこの先何ができるのか、考えるいい機会になっている。
如何に死せるかは、如何に生きるか、なんだとまた改めて教えられた。